インドの資金需要と日本の投資需要を橋渡し
野村ホールディングスは、インドのインフラ整備に投資するファンドを2013年にも新設する見通しだ。資金は5億ドル(約400億円)程度を予定し、日本の投資家などから資金を集めるという。これは、日経新聞が報じたもの。
これは、インド政府が12年4月から始めた「第12次5カ年計画」にて、インフラ開発に総額1兆ドルが必要となる見込みで、民間資金から半分程度を募る計画に合わせたもの。新ファンドでは、電力設備や道路・空港などのインフラ関連運営会社に投資し、株の配当収入などで収益を得る。
日本では投資マネーが資金運用難に悩んでいることもあって、同社はこれにより、インドでの資金需要と、日本の機関投資家や金融機関の投資需要を橋渡しすることとなる。
同社は今後、インドだけでなく、成長が見込めるアジア地域を対象としたファンドの設立も検討し、アジアの成長を支える金融ビジネスを新たな収益源として育てていくという。
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