企業業績への減速懸念高まる
平成34年5月17日まで信託の
「米国製造業株式ファンド」のBNY メロン・アセット・マネジメント・ジャパン株式会社は米国株式市場の下落について、10月24日、見通しを発表した。
S&P500 種株式指数の推移(Bloomberg のデータを基にBNY メロン・アセット・マネジメント・ジャパン株式会社が作成)10月23日の米国株式市場は大幅に下落した。S&P500 種株式指数は前日より20.71 ポイント低い1413.11(前日比-1.4%)。NY ダウ工業株30 種平均指数は、同243.36 ドル安(同-1.8%)の13,102.53ドルで取引を終了した。
米国株式市場の動きおよび今後の見通し
先週の米国株式市場は、米・中の経済指標の改善が見られたことで、米国経済の回復と中国経済の底入れに対する期待が高まり、米国企業の7-9 月期決算発表において市場予想を上回るものが多かったことからいったんは上昇基調となった。
しかし18 日に発表されたグーグルの決算内容が市場予想を下回り、19 日には「ゼネラル・エレクトリック」「マクドナルド」「マイクロソフト」などの大型銘柄が市場予想を下回る決算を発表し、企業業績に対する減速懸念が高まって、投資家心理が冷え込む展開となった。
23日には、デュポン、スリーエムやユナイテッド・テクノロジーズなどのダウ平均構成銘柄が相次いて市場予想を下回る決算を発表して株式市場はさらに下落した。
当ファンド基準価額の推移(1万口あたり)この結果、10月17-23日のS&P500 種株式指数は、3.3%の下落となった。これを受け、同ファンドの10月18-23日の基準価額騰落率も1.2%の下落となった。
当面、企業の決算発表や米大統領選挙を控え、米国株式市場も価格の変動性が高まる可能性も否定できないが、世界的な金融緩和などによりやがて投資家心理も改善に向かうと予想される。
ボストン・カンパニー社では、引き続き企業業績や景気指標などに十分注意を払い、個別銘柄の発掘に注力し、中長期的に信託財産の成長を目指して運用努力を重ねていく。
(記事中画像引用はBNY メロン・アセット・マネジメント・ジャパンNews&Topicsより)
米国製造業株式ファンド(愛称:USルネサンス)交付目論見書
http://www.bnymellonam.jp/fund/pdf/BNY メロン・アセット・マネジメント・ジャパンNews&Topics
http://www.bnymellonam.jp/fund/pdf/