160円から140円に引下げ実施
楽天投信投資顧問株式会社が19日、同社の取り扱う追加型投資信託「楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型」について、その分配金を140円(1万口当たり・課税前)へ変更、引下げを行ったことを発表した。
これは同ファンドが11月19日、第27期の決算を迎え、その際基準価額水準や市況動向、分配対象額等を勘案し、決定されたもので、前回までは160円(1万口当たり・課税前)であったので、20円の引下げが実施されたこととなる。
(発表レポートより参考資料図)
期中の収益以外からの支払い続行は基準価額下落につながるため
分配金の引下げを決定した背景としては、同ファンドは、分配方針として、分配対象とする収益額の範囲を、経費控除後の利子・配当等収益及び売買益(評価損益含む)等の全額と定めているが、現在分配金は期中の収益に該当するものだけでなく、これまでに積み立てた分配対象額をあわせて支払っている状況にあるという。
そのため、ファンドの分配対象額は1100円程度を維持しているものの、継続的に期中の収益以外から分配金の支払いを続けると、基準価額を下げる要因となることから、今回分配金を140円へ引下げることを決定したという。
引下げ分はそのままファンド内部に留保され、決算日の分配落ち後基準価額に反映される。そのため、分配金と分配落ち後基準価額の合計は分配金の多寡にかかわらず変わらないものとなる。
楽天投信投資顧問では、今後も同ファンドにおいて、米国リートETFの投資信託並びに対円貨でのブラジル・レアルのパフォーマンスを反映するユーロ円債に投資し、安定した収益の確保と投資信託財産の中長期的な成長を目指し、運用を行っていくとしている。
楽天投信投資顧問 臨時レポート
http://www.rakuten-toushin.co.jp/company/pdf/楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型
http://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/riter/