中間決算後のレポート
日興アセットマネジメントの、「日興ジャパン・オープン(愛称:ジパング)ファンドマネージャーから皆様へのメッセージ」が販売用資料として2012年11月19日発表された。
日本企業の平成24年度の中間決算がほぼ出揃ったことを受け、決算終了後の株式市場などについてレポートしている。
日興ジャパン・オープンは中長期的な観点から、日本の株式市場全体を上回る投資成果の獲得を目指すファンド。運用スタイルを限定せず、葉が広い収益機会を捉えたいとしている。2012年11月21日付の基準価額は4909円、純資産総額は35934百万円。
今期の内容
資料では、世界的な景気の鈍化傾向と、中国の反日デモの影響から、全体として非常に厳しい内容だったと述べている。製造業、特に電子部品や家電、半導体製造装置などの業界は影響が大きかったようだ。
だが中国を除くアジア向けのビジネス、エネルギー関連ビジネスは好調を維持している。また中国における自動車販売については、鉄道プロジェクトの再開や金融緩和の効果が後押しとなり明るい見通しも立ってくると複数の企業が指摘している。
一方金融・不動産関連企業は内需の推移が比較的堅調だったこと、金融緩和の継続が決定したことなどで、比較的堅調な決算となった。また、耐震性や業務の効率化を推進するためのオフィス移転の動きも出始めており、耐震性が高く大型のビルを多く保有する大手不動産外車にとって有利な状況が出現しているということだ。
株式市場は中間決算の発表を受け、様々な反応があった。大きな下方修正の発表を受け大きく値下がりするもの、修正後悪材料が出尽くしたとして買われるものなど、株価も大きく変動している。
ファンドの今後
日興ジャパン・オープンの今後の方針については、
このような局面では短期的な業績変動や、極端な株価変動に惑わされることなく、中期的な企業の方向性を見定めて、投資を行なっていく必要があると考えています。今後は、決算内容をより精査するとともに、来期以降の業績動向を見極めることに注力し、ポートフォリオの見直しを行なっていきたいと考えています。
と述べている。
日興ジャパン・オープン
http://www.nikkoam.com/products/detail/952257日興ジャパン・オープン ファンドマネージャーから皆様へのメッセージ
http://www.nikkoam.com/files/lists/news/20121119_03.pdf