最新のマーケットレポート
大和住銀投信投資顧問が、「足元のブラジルレアル為替相場について」と題したマーケットレポートを発表した。2012年12月6日付けで発表された資料内では、ブラジルレアルの動きや傾向、今後の予測について述べられている。
ブラジルレアル為替相場の詳細
現在の状況としては、11月後半以降ブラジルレアルはやや値動きを大きくしているが、12月5日の海外終値では1米ドル=2.09レアル、対円では1レアル=39.50円となっており、足元で急速に値を戻している。
値戻しの要因としては、ブラジル中央銀行による実質的な米ドル売り・レアル買いの為替介入、金融取引税による規制の一部緩和の影響でレアル相場が上昇に転じたこと、レアル相場はレアル安誘導措置が必要ない水準にあると1いう認識をブラジル財務相が12月4日に示したことが考えられる。
ブラジル経済は回復がゆるやかに続くものと予測している。これはブラジルの7-9月期実質GDP成長率が予想を下回りレアル売りの材料となった反面、前期比での伸び率拡大が2四半期連続となっていることなどが判断材料となっている。10月の鉱工業生産も堅調な内容だ。
今後の動きについては、中長期的に高水準の金利が今後も維持される可能性の高さと、経済の回復傾向からレアルは底堅く推移すると予測しており、当面は現行の水準である1米ドル=2.0~2.1レアル付近で推移するとの見込みを示している。
関連ファンド
大和住銀投信投資顧問が運用するファンドの中で、ブラジルレアルに関連するものとしては
・ツインアクセル(ブラジル国債&米国新興成長企業)(2017-01)
・日本株厳選ファンド・ブラジルレアルコース
・日本株225・ブラジルレアルコース
・エマージング・ボンド・ファンド・ブラジルレアルコース(毎月分配型)
がある。
足元のブラジルレアル為替相場について
http://www.daiwasbi.co.jp/column/etc/pdf/market_20121206_brazil.pdf