第27期決算分配金で引上げを決定
みずほ投信投資顧問株式会社は、同社の取り扱う追加型投資信託「みずほ日本債券アドバンス(豪ドル債券型)愛称:ちょっとコアラ」において、26日、分配金の引上げを決定したことを発表した。
それによれば、同ファンドは2012年12月26日、第27期の決算を迎え、ファンド基準価額の水準、市況動向等を勘案した結果、第3期から前回の第26期まで維持されていた分配金額20円を25円(いずれも1万口当たり、税引前)へ引上げることとしたという。これにより、ファンドの設定来分配金累計額は505円となった。
(発表資料より参考図)
日豪公社債の安定利息収入と豪ドル上昇で
引上げが決定された要因としては、ファンドが2010年9月28日に設定されて以降、主要投資対象である国内及びオーストラリアの公社債からの安定した利息収入と、オーストラリアドルの対円での上昇から基準価額が堅調に推移してきたことが挙げられている。ファンドの純資産総額は119.6億円、分配金再投資ベースでの基準価額は11068円となっている。
今後の見通しとしては、日本については、世界的に緩和的な金融政策が継続されるなか、やはり日本でも金融緩和策に打ち止め感はなく、今後も継続されると見込まれている。一方で、政権交代に伴い拡張的な財政政策への警戒感もあり、国内長期金利は、方向感の出にくい展開が続くものと考えられるという。よって国内債券市場においては、財政悪化懸念に伴う金利上昇を警戒しつつも、利回りの確保を目指す投資環境が続くと予測されている。
オーストラリアでは、RBAが景気下支えのため、金融緩和政策を継続するものと予測され、債券市場では金利の低下局面が続く見通しであることから、良好な投資環境が続くものと考えられるとしている。
為替市場については、オーストラリアの交易条件が悪化しているものの、自民党の“脱デフレ・円高対策”への期待も広がっており、対豪ドルでの円安傾向は続くと予測されるとした。
みずほ投信投資顧問 分配金のお知らせ
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