ピクテ・ブランド社債ファンド(2013~02)
ピクテ投資顧問株式会社は、新規ファンドである「ピクテ・ブランド社債ファンド(2013~02)」(ブランドコレクション)の設定を発表した。
このファンドは、世界的に有名なブランド企業が発行する残存期間が3年未満の社債に投資を行うことによって、安定した収益の確保と、信託財産の成長を図ることを目的とした商品だ。
信託期間は平成25年2月1日~平成28年1月29日の3年間で、決算は年2回行われる。組入外貨建て資産については、為替ヘッジを行い、為替変動リスクの低減を図る。申し込み期間は、平成24年12月21日~平成25年1月31日で、みずほ銀行株式会社が販売し、ファンドの運用はピクテ投資顧問株式会社が行う。
投資先として注目度が高い世界のブランド企業
投資を行う社債は日本を含む世界のブランド企業が発行するものに限られるが、ここでいうブランド企業とは、「商品やサービスの性能や質の高さが消費者に認識され、高い競争優位性を持つ企業」のことを指す。
具体的には、コカ・コーラ(米国、飲料)、BMW(ドイツ、自動車)、ロイヤル・ダッチ・シェル(オランダ、石油)、マクドナルド(米国、レストラン)などだ。
これらの企業が発行する投資適格債権に投資を行うが、ルノー(フランス、自動車)などが発行するハイイールド債にも一部投資を行う。
この商品が設定された背景には、2008年に起きたリーマンショック以来の欧州債務危機、ソブリンリスクの問題、世界的な低金利などにより、先進国の格下げが相次いだ結果、先進国の国債に代わり、企業が発行する社債が投資先として注目され始めたという事情がある。
中でも、相対的に高い競争優位性・利益率を持ち、良好な財務状況であるブランド企業が発行する社債は、投資対象として大きな魅力があるといえる。
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