国際線ターミナル・ターミナルビルがあわせて開業
羽田空港の新国際線ターミナルと、同空港4本目となるD滑走路が10月21日午前開業したことを、国内の報道各紙が一斉に伝えた。
それにあわせて、10月7日報道陣に公開されていた新国際線旅客ターミナルビルも同日オープンとなった。ターミナルビルは5階建てで、延べ床面積は約15万4000平方メートル。2階が到着ロビー、3階が出発ロビーとなっている。海外からの観光客に日本らしさをアピールするため4階に「江戸小路」を開設したのが特徴的だ。これは江戸の街並みを再現したものとなっている。
世界17の都市と結ぶ国際定期便は10月31日からスタート
国際線の発着は早朝・昼間・深夜の合計で年間約6万回。首都圏の24時間ハブ空港へと近づいた。国際定期便も10月31日から再び運行される。定期便はニューヨークやパリ、シンガポールなど世界の11ヵ国・6地域に飛び立つ。
その他、東京モノレールと京浜急行電鉄の新駅も21日早朝に開業。こちらも足並みをそろえた。
今後は国際線の年間発着枠は1.2万回から段階的に増加していき2013年には9万回に拡大する見通し。国内国際あわせると30.3万回から44.7万回に拡大する見通し。
国土交通省も羽田と成田の航空需要に応えるため両空港の発着枠を増やしていく。オープンスカイ構想などを掲げ、格安航空会社の参入や航空運賃の規制緩和、航空機燃料税の軽減なども進めていく。
羽田空港ターミナル
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