ブラジル子会社の新工場と同じ市内に設立
株式会社デンソー(以下デンソー)が11月11日、ブラジルのサンタバーバラ・ドゥ・オエステ市にテクニカルセンター(技術開発拠点)を設立することを発表した。同市には現在、デンソーのブラジル子会社デンソー・ド・ブラジル・リミターダ社が新工場を建設中だ。
南米はGDPの成長もめざましく自動車市場も拡大し続けている。南米の自動車市場のニーズをダイレクトに反映し、競争力のある製品をスピーディに開発するため、デンソーは現地にテクニカルセンターを構えることを決めた。現地で直接、研究開発する製品群はエアコン、スタータ、オルタネータ、パワトレイン機器関連製品など。
テクニカルセンターの設立は2012年。2015年までに約40億円を投資し、その時点での人員規模は約100人を予定している。
南米6カ所の生産拠点もブラジル子会社に集約
デンソーはブラジルに5社、アルゼンチンに1社と計6社の生産拠点を南米に設けている。これらの営業・技術・事業企画・調達などの機能もまた、ブラジル子会社デンソー・ド・ブラジル・リミターダ社に集約していく予定だという。
デンソーの世界でのテクニカルセンターの設置は現在、北米、欧州、タイ、中国となっている。これらに加えて2011年末にはインドにも新たにテクニカルセンターを設立する予定となっている。
デンソー・プレスリリース
http://www.denso.co.jp/ja/news/newsreleases/2010/101111-01.html