インド国での水事業最大手のワバッグ社と戦略的提携
住友商事株式会社(以下住友商事)がインドのエンジニアリング会社であるワバッグ社と戦略的提携契約を締結した。
住友商事はワバッグ社と共同で、中東、北アフリカ、西南アジア地域において新規水プロジェクトの開発を行う。また両社合同での企業買収、両社間の技術提携や資本提携も視野にいれ、多面的に戦略提携を進める。
ワバッグ社は前身時代も含めると社歴85年余の伝統を持つ総合水エンジニアリング企業。世界各国へのプラントの納入や運転で豊富な実績を持っている。インド国内では最大手の企業であり、国際的にもトップレベルの水準だ。
同社の主要株主はインドの大手銀行やシンガポール政府系投資会社。また2010年10月にはインド・ボンベイ証券取引所に株式上場を果たしている。
住友商事の資金調達力とワバッグ社の豊富な実績
住友商事はワバッグ社の持つ水処理関連の技術、価格競争力、オペレーション実績などをを活用し、インドの水ビジネス市場へ参入し、国際展開を進めていくのが狙いだ。
ワバッグ社は、住友商事の資金調達力を活用し、世界規模での大型水事業へ参画していく。また住友商事を仲介として日系・欧米系のメーカーなどと技術提携、企業買収などの実現を図る。
住友商事
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/2010/20101203_110000.html