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米国のETF・ETP の純資産残高が1 兆ドルの大台を突破

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米国のETF・ETP の純資産残高が1 兆ドルの大台を突破

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 【 2010 年12 月20 日 ニューヨーク 】 -ブラックロック・インク(NYSE:BLK)は20 日、米国の証券取引所に上場されているETF(Exchanged Traded Funds)とETP(Exchanged Traded Product)の純資産残高が12 月16 日時点で、過去初めて1 兆米ドルに達したと発表いたしました。
(*ブラックロックのグローバル・ETF・リサーチ&インプリメンテーション・ストラテジー・チームの調査による)
ETF

 2010 年12 月16 日現在、米国では2つの取引所にあわせて894 本のETF が28 社の運用機関により上場されており、資産総額は8872 億米ドル。09 年12 月末時点では、772 本のETF が上場されており、29 社の運用機関による運用資産総額は7055 億米ドルでした。年初来、171 本のETF が新規上場し、828 本が上場を待っており、49 本のETF が上場廃止となりました。

 また同日現在、ETP に関しては、185 本のETP が20 社の運用機関により上場されており、資産総額は1155 億米ドル。09 年12 月末時点では、142 本が上場され、17 社の運用機関により881 億米ドルのETP 資産が運用されていました。

 ETF は株式のように取引所にて自由に売買ができるインデックス連動型の投資信託で、短期的な投資手法の実施から長期的な投資戦略の実現に至るまで、様々な分散投資戦略を容易にする金融商品として、人気を集め広く使われるようになっています。

 ETP は、典型的な投資信託とは異なる信託やパートナーシップ、商品プール、債券の形をとった上場商品等を含んだ金融商品をさします。ブラックロックのETFリサーチ&インプリメンテーション・ストラテジーのグローバル・ヘッドであるデボラ・ファーはETF について次のように述べています。

ベンチマークのパフォーマンスを捉える

 「米国市場におけるETF 及びETP の成長は、あらゆる機関投資家から継続的に人気を集めていることに加え、個人投資家においても活用が広がっていることが要因となっています。機関投資家のみならず個人投資家も、魅力的な市場セクターのパフォーマンスを捉えるため、グローバルで多種多様な資産を組み込んだポートフォリオを築いています。そうしたポートフォリオにETF やETP は最適であるといえます。

 ETF の運用機関は、高度なポートフォリオを構築するためのツールとしてETF を活用している機関投資家や個人投資家が増える中、そのニーズに対応するため、ETF の幅をより専門的な分野に広げています。株式、債券、オルタナティブ投資など全ての投資対象範囲にわたって高い専門性を持ったETF やETP が多く利用できるようになったことは、投資家が投資機会を逃さず即座に投資を行えるようになったことを意味します。もちろんこれは、ETF の特徴である低コスト且つ透明性が高いことも前提としています。

 ETF・ETP の投資にかかる費用は投資家のタイプや投資資産の金額水準に関わらず一定である、というコスト面における特徴が、投資商品の中でもETF・ETP を最も"開かれた"商品にしています。」
株式や新興国市場への興味関心が高まる

 「09 年よりも増加した2010 年の米国ETF への新規資金流入は、先進国及び新興国の株式市場の両方に興味関心が高まったことを証明しています。同時に、債券やコモディティへの注目度が低くなったことを示唆しています。

 北米の株式市場への新規資金流入は、2009 年には20 億米ドル足らずであったのに比べ、2010 年は11 月までで210 億米ドルにいたっています。新興国の株式市場への資金流入では、同じ期間で比較すると昨年の270 億米ドルに対し今年は290 億米ドルです。このうち、複数の新興国市場を対象としたファンドへの資金流入は、昨年の167 億米ドルに対し260 億米ドルになっています。

 債券を対象としたファンドへの資金流入は、昨年の448 億米ドルに対して312 億米ドル、またコモディティを対象としたファンドへの資金流入は、昨年の326 億米ドルに対して114 億米ドルとなっています。

 2010 年の11 月までで、米ドルベースでのETF の平均日次取引額は、26%増加し、577 億米ドルになっています。」
マーケットからの幅広い教育ニーズ

 「ETF・ETP の多様化が進み、利用が増加することによって、幅広い投資家層への教育ニーズの緊急性が増しています。投資家は全てのETF・ETP の名のもとに作られた商品について、多くの異なる商品構造や投資対象(証券、先物、商品現物ど)、規制、税制があることを理解する必要があります。
例えば"金"のカテゴリにおいて、現物の金、金先物、金鉱業株などの異なる資産を裏付けにした投信や債券があること、そしてそれぞれの裏づけ資産は異なったパフォーマンスや規制、税制を伴っていることを知るでしょう。

 市場拡大と商品革新が進む中、あらゆる投資家層にとってETF・ETP を利用することで得られる潜在的な利便性を効果的に実現するためには、ETF・ETP の構造・ベンチマーク・基本的な機能や活用法など全ての範囲を深く理解することは欠かすことのできない要素となります。」

本稿は米国法人であるブラックロック・インクが2010年12月20日に発表した英語版のプレス・リリース “U.S. ETF and ETP Assets Break Through $1 Trillion Milestone” の本文をブラックロック証券株式会社が日本語訳したも
のです。原文と齟齬が生じた場合は原文の内容が優先されます。


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■iシェアーズ PR事務局 ビルコム株式会社
■担当 : 村山、草野
■TEL : 03-5766-8411   ■FAX: 03-5766-8419
■Mail : bil-press@bil.jp

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■ブラックロック証券株式会社 広報担当
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