トヨタ自動車(株)は27日、非接触充電技術の開発を行うワイトリシティ・コーポレーション(米国マサチューセッツ州)との間で、車両向け非接触充電の実用化と普及促進に向けた技術提携に合意したと発表した。
ワイトリシティ社の非接触充電技術は、共鳴方式と呼ばれ、携帯電話の充電器等で実用化が進んでいる電磁誘導方式と比べ、充電器と機器との距離が大きくなっても高い効率で電力を伝送できるなどの特長があるという。
ワイヤレス充電実用化で、充電の利便性向上を目指す
このためトヨタは、共鳴方式による非接触充電が車両への搭載に適していると判断、早期の実用化を目指している。
トヨタは、今回の技術提携で実用化に向けた開発がさらに進めば、今後投入予定のプラグイン・ハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)でも、自宅や駐車場に埋め込まれた充電器に車を近づけるだけで受電できるようになり、充電時の利便性を飛躍的に向上させることができると想定している。
そして今後、今年3月に発表した「トヨタ グローバルビジョン」にて「クルマや住宅と情報通信との融合」を図り、未来のモビリティ社会をリードするとしている。
発表記事
http://www2.toyota.co.jp/jp/news/11/04/nt11_0420.htmlトヨタ自動車(株)
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