ニューヨーク商品取引所の金先物相場で4月29日、取引の中心となる6月物が、時間外取引で一時1オンス1569.8ドルまで急騰、3日連続して最高値を更新した。
この日の終値は、前日比25ドル20セント高い1556.4ドルで、これも史上最高値となった。
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FRB声明でインフレ懸念強まり、ドル安も金に割安感
この2日前の27日、米連邦準備理事会(FRB)による声明で、ゼロ金利政策の継続を表明したことによるインフレ懸念が強まったことが、安全資産とされる金買いに進む要因となったものと推測される。
さらに29日は東京が祝日で、ロンドンもウィリアム王子の結婚式でそれぞれ外国為替市場が休みとなったことから、取引が少なくなってドル安が進んだ。このため、ドルで取引される金に割安感が出て、金先物市場に資金が一気に流れ込んだという。
なお今回の金高値についてテレビ朝日は、「ロイヤル婚も遠因?」と報じている。
米連邦準備理事会(FRB) by Wikiテレビ朝日
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