内閣府が16日発表した3月の機械受注統計によると、受注総額は前月対比で15.8%減の2兆849億円となった。
一方、民間設備投資の先行指標である電力と船舶を除く民需は、7,776億円と前月比2.9%の増加となった。前年同月比では6.8%の増加となる。
大方の予想に反してのプラス。4~6月は前期比10%増と
これは、震災の影響での鉱工業生産指数や家計消費の落ち込みから、機械受注の大幅減少を見込んでいた大方の予想とは異なる結果となった。内閣府では、「大きな影響は見られない」とコメントしている。
この内訳では、前月比で製造業が0.4%の減少だったのに対し、非製造業が7.1%の増加となったのが寄与している。
なお、4~6月の船舶・電力を除く民需については、前期比10.0%増と、1989年以来の高い伸び率が見込まれている。これは、電力不足解消のための投資があるためとの見方による。
機械受注統計調査報告(内閣府 経済社会総合研究所)
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/juchu/1103juchu.html内閣府
http://www.cao.go.jp/index.html