富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は19日、iPadを活用したペーパーレス会議システム「Web コア Conference」を発表し、同日から販売開始した。会議運営のコスト削減と意思決定の迅速化により、効率的な会議運営を実現するという。
資料をサーバに登録し共有。画面同期や着目点を共有
この会議システムは、サーバに登録した会議資料を、無線LANを経由し、会議参加者が使用するiPadの画面に表示することで、ペーパーレス会議を実現するもの。
参加者がiPadに表示している資料のページを発表者の操作に合わせ同期したり、ポイントマーカーを表示して参加者相互でリアルタイムに着目点を共有することができるため、正確で素早い意思の疎通が可能となり、迅速な意思決定を強力に支援するとしている。
さらに、資料に手書きメモや付箋を貼付することができ、ネットワーク内の指定したフォルダに保存し、会議終了後に各参加者が参照することもできるという。
コスト削減、効率化、機密保持、環境対策などの効果!
これまで紙で配布されていた資料を電子化することで、印刷や製本など資料作成に関するコストの削減や配布などの準備期間の短縮を実現し、さらに機密情報を含む紙の資料の持ち出しや紛失による情報漏えいのリスクを排除することができる。また、紙・電力使用量の低減で、環境対策にもなる。
なお同製品は、(株)ウィズダムウェブが開発したペーパーレス会議システム「Wisdom Web Conference」を、同社商品としてパッケージ化したもので、販売価格は、サーバライセンス1台分と5ライセンスパック(クライアントライセンスを含む)で997,500円とのこと(サーバはノートPCも可)。
(株)富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
http://www.ssl.fujitsu.com/(株)ウィズダムウェブ
http://www.wisdomweb.co.jp/