住宅設備機器・建材の総合メーカーである(株)LIXILは、カーポートの屋根を有効活用した創エネ製品として、傾斜角10度の太陽光発電パネル用架台を採用し発電効率を高めた太陽光発電システム搭載のカーポート「Solael(ソラエル)」※ を、TOEXブランドにて8月1日から発売すると発表した。
※Solael=「空」(ソラ)からエネルギーを得る(エル)という発想を表した造語
同商品には、「ウィンスリーポート2」と側板付き「スタイルコートL」の2機種がある。
屋根に設置できないケースなどに。施工・メンテし易く
電力不足の長期化に伴い、戸建住宅での省エネ化は重要な課題となっており、太陽光発電システムの設置が対応策の一つとして期待されている。しかし屋根形状や強度から太陽光発電パネルを設置できなかったり、美観や保証・品質面から屋根に取り付けたくないケースとともに、既に太陽光発電パネルを設置しているが増設したいケースなどがある。
そこで同社は、こうした需要に対応し、カーポート屋根を太陽光発電パネルの新たな設置場所として有効活用できるシステムを市場投入するもので、戸建住宅の屋根に比べ設置する高さが低いことから、施工やメンテナンスが容易となる利点があるという。
なおこの商品は、傾斜角10度の専用架台を採用することで太陽光を受けやすく、さらに発電効率を妨げる太陽光発電パネルの汚れもつきにくいとのこと。ソラエル ウィンスリーポート2の1台用の例として、太陽光発電パネル9枚使用の発電量が1.5kWの場合、税込セット価格は2,035,425円(工事費・配送費は別途)となっている。
発表内容
http://www.lixil.co.jp/newsrelease/2011/059.htm(株)LIXIL
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