富士通、中小規模システム向け「簡単に使える安心データベース」を提供開始

富士通は5日、高性能・高信頼データベース「Symfoware Server（シンフォウェア サーバ）」の中小規模システム向け製品として、「Symfoware Server Lite Edition V10」を新たにラインナップに加え、同日より販売を開始すると発表した。

同社のスマート・テクノロジーを採用したこの製品は、専門技術者がいなくても簡単操作で導入・運用ができる信頼性の高いデータベースで、主に1WAYサーバ（搭載CPUが1つ）を用いた中小規模システムのデータベースとして、購入しやすい価格で提供するとしている。


スマート・テクノロジーは、ハードウェアやソフトウェアの状況を自ら判断、最適化することで、利便性と信頼性を高める技術で、データベースのセットアップやリカバリーを自動最適化する機能「スマート・セットアップ」、「スマート・リカバリー」を提供するもの。

システムにあわせて、データ保全や性能をあらかじめ考慮した環境を自動的にセットアップするため、複雑な設定が不要になるほか、万一のトラブル発生時にも、一般的なデータベースでは必要な原因の特定作業や、複数のリカバリー手順書が不要となる。知識・経験不足から招いていた設定ミスや操作ミスを減らせることにもなり、簡単に安心して利用できるとしている。

なおこの製品は、東京証券取引所の株式売買システム「arrowhead」にも採用されている「Symfoware Server」と同じエンジンをもった信頼性の高いデータベースに、容易な導入・運用とトラブル発生時にも確実に復旧できる機能を採用したもの。

「Symfoware Server」はLite Editionのほかに、システムの規模や信頼性の要件に応じて、上位エディションをラインナップし、システムの拡張性を確保している。クラウドコンピューティング基盤としても最適なデータベースという。

この販売価格は、「プロセッサライセンス V10」が 60万円、「クライアントライセンス V10」が 1万8,000円で、出荷時期はともに7月末となっている。




発表記事
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2011/07/5.html?nw=pr

「データベース Symfoware」紹介サイト
http://software.fujitsu.com/jp/symfoware/?pr

富士通
http://jp.fujitsu.com/

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