ナカバヤシ(株)は24日、水を入れると発電する電池「水電池 NOPOPO」を、8月上旬より全国販売すると発表した。通常の乾電池と異なり長期間保存もできるため、災害などの非常時の備えとして好適なものといえそうだ。
NOPOPO は、単3電池タイプで、水との接触により二酸化マンガンやマグネシウム合金などが化学反応して発電するもの。付属のスポイトで本体の穴に水を入れるだけで良い。
LEDライトの場合、電池1本でおよそ5時間使うことができるといい、ポケットラジオ、リモコン、電卓など、低消費電力機器用に使える。
水と化学反応させて発電。長期間保存でき備蓄向き
一般的な乾電池は、使っていなくてもわずかずつ放電を続け、長期間放置すると徐々に電気容量が減っていくが、本品は水を入れることにより化学反応を起こし電池として機能するので、水を入れなければ長期間保存ができる(未開封なら20年)。また使用中に電力が弱まったら再度注水すれば良く、数回繰り返し使用することが可能という。
未使用時の重量は100本あたり1.5kgで、一般的な電池(100本あたり2.3kg)と比較して軽量となる。また、有害物質(水銀、六価クロム、カドミウム等)を含有していないことから、使用後は不燃物として捨てることができ、環境にも優しいといえる。
3本パック(希望小売価格:税込み630円)と100本パック(同税込み20,790円。単1、単2電池サイズ変換アダプター付き)の2種類があり、軽量で取り扱い易いことから、家庭や企業、学校、公共施設などでの災害時や非常用の備蓄として向いている。
発表記事
http://www.nakabayashi.co.jp/service/news/detail.html?news_id=368&mode=viewナカバヤシ(株)
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