NECは13日、家庭内電力を自動制御できるリチウムイオン電池搭載の「家庭用蓄電システム」を商品化、7月18日から発売すると発表した。住宅メーカーなどが対象。
同システムでは、家庭の分電盤と接続することで、電力会社のシステムや家庭内機器、太陽光発電システムなどとの連携により、自動での電力制御ができる。
ピーク使用を抑え、安価電力の利用と停電対策にも
具体的には、太陽光発電の電気や、契約により電気料金の低い夜間の電気を蓄え、これを昼間に使うことで、ピーク時間帯の電気使用量の節減や、電気料金の削減ができることとなる。
また、このシステムの無線通信機能により利用状況が手元でも確認できるため、住宅メーカーなどは、電力需給の「見える化」や光熱費削減のコンサルティングなどの新サービスを顧客に提供できるとしている。
同社では、昨今の節電意識の高まりから、太陽光発電の導入やピークシフトの取り組みとともに、災害や停電時にも家庭の電力を確保しライフラインを維持したいといったニーズに応えるべく、今回商品化したもの。
NEC発表資料
http://www.nec.co.jp/press/ja/1107/1302.html家庭用蓄電システム「ESS-H-002006A」
http://www.nec.co.jp/press/ja/1107/images/1302-01-01.pdfNEC
http://www.nec.co.jp/