社長輩出率トップは山形県、地元率トップは沖縄県
東京商工リサーチは22日、昨年に続いて行った2011年の「全国社長出身地・出身校」調査結果を発表した。
出身地順では、東京都がダントツの最多で、2位北海道、3位大阪などと、大都市と地方の中核都市が並ぶ結果に。この社長数を人口で割った出身地別の社長輩出率では、トップが山形県で、これは2年連続だったという。
また、社長の出身地と会社所在地を対比した地元率では、沖縄県が昨年に引き続き最高で、94.2%の高率となった。次いで愛知県、北海道などと続いている。
地域活性にニーズを踏まえた起業しやすい環境を!
同社では、社長の地元率は都道府県の活力・地域力を示すバロメーターの1つで、地元に大企業や主要産業があると、その関連で地元企業に就職したり同族継承や起業するケースが多く、地元出身者が社長を占める傾向が高くなるとし、地域活性には地元ニーズを踏まえ、起業しやすい環境に向けた種々の支援が必要としている。
さらに社長の出身校では、日本大学がダントツのトップで、以下慶応、早稲田と続き、上位50校には私立大学が名を連ねている。このうち国公立大は7大学に留まり、その最上位は15位の東京大学だった。この結果は学生数の多さも影響しており、対比でみないと特徴がつかめないようだ。
発表記事
http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/2011/1212881_1903.html(株)東京商工リサーチ
http://www.tsr-net.co.jp/