第108期:2012年9月19日~ 2012年10月17日
UBSオーストラリア債券オープン(毎月分配型)は、2012年10月17日に第108期決算を迎えた。同期については、下記の通り収益分配金が支払われることに決定した。
分配金は80円(1万口当たり、課税前)。設定来の分配金累計6,700円。同期期末基準価額8,834円(分配金落ち後)。
(UBSグローバル・アセット・マネジメント株式会社/お知らせより)
第108期の市場傾向
【オーストラリア債券市況について】
豪州債券市場の利回りは、前期比で低下した。前半は、豪州準備銀行(RBA)の金融政策決定会合議事録が、利下げの可能性を含ませたことなどを受けたことにより、9月下旬のスペインの債務問題や中国の景気悪化に対する懸念が高まり、さらに利回りは低下した。
10月に入っては、RBAが市場予想に反し政策金利を引き下げ、8月の豪州貿易収支の赤字額が市場予想を上回ったことなどから、利回りは低下したが、9月の米国雇用統計が堅調な内容となったことなどから、市場のリスク回避志向が後退、豪州債券の利回りは反転上昇した。
その後、スペインやギリシャの債務問題に対する懸念が高まったことや、9月の豪州雇用統計で失業率の悪化が確認され、さらにスペイン国債が格下げされたことから、豪州債券利回りは前期末を下回って期末を迎えた。
【為替(豪ドル/円)市況】
今期の豪ドルは、円に対し前期比で下落。RBAの議事録での利下げの可能性などから、下落して始まった。日銀の量的緩和で、一時的に反発を見せたが、中国の先行き不透明感から上値を抑えられた。
10月、利下げが行われ、貿易収支の低調で、豪ドルは売られたが、欧州中央銀行(ECB)総裁による南欧国債買い取りに対する前向きな姿勢から、値を戻した。その後、豪州の失業率悪化などから豪ドルが弱含む局面があったが、一部格付け会社によるスペイン国債の投資適格維持などが下支え要因となり期末を迎えた。
UBSグローバル・アセット・マネジメント株式会社/お知らせ
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