国内投信の属性を反映しつつ個人投資家が関心を持つカテゴリー分類が採用
楽天証券株式会社は2015年7月4日(予定)より、独自の投資信託評価スコア(ファンドスコア)を導入することを発表した。これは、各投信銘柄をカテゴリー別に分類し、運用の実績や安定性などの評価項目ごとに点数やレーティングを算出して相対的な位置付けを表したものだ。
従来のファンドスコアは海外の評価基準を元に作成されたものが多い。そのため、日本特有の投信属性などが十分に考慮されていないうえに評価項目が複数あることなどから、個人投資家がファンドを総合的に評価し辛く、ファンドを選択する際に参考にしにくいなどといった欠点があった。
今回導入されるオリジナルファンドスコアはこれらの課題を克服するため、通貨選択型や投資地域、国内外のREITなどなどといった国内投信の属性を反映しつつ個人投資家が関心を持つカテゴリー分類が採用されているので、個々の投資スタイル・目的に合ったファンドを選ぶ際の判断材料として使用しやすいものになっている。
また、評価項目は運用実績に絞られており、かつ厳しい定量的な評価スコアが付与されるので、銘柄間の比較が容易で、より好パフォーマンスな投信銘柄を選ぶことが可能だ。
投信サイトも大幅にリニューアル
楽天証券は今回のオリジナルファンドスコアの導入にあたり、スコアの評価プロセスと運用に対する透明性や客観性の確保と個人投資家向け情報提供の向上を図っていく事を目的に、有識者による諮問委員会を設置し、社外からのモニタリングを実施するとしている。
また、これに併せて投信サイト自体も大幅にリニューアルされる。基準価額や純資産額などのファンドの基本情報、取り引き手数料や運用管理費用などのコストを分かりやすくシンプルに表示させると同時に、表示設定の自由度を高めたチャート機能を搭載させるなどして、顧客の投信銘柄に対する理解と選択のサポートを強化する。
(画像はプレスリリースより)
楽天証券株式会社プレスリリース
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