2015年7月下旬頃より受け入れ開始
楽天証券株式会社(以下、楽天証券)は2015年7月下旬頃より、未成年者の総合口座開設受け入れの開始を発表した。これは、新たに「ジュニアNISA」を創設し、0歳から19歳の未成年者専用NISA口座の開設を可能とした平成27年度税制改正を受けて実施されるものだ。
これにより、国内現物株式、外国株式、投資信託など、楽天証券が総合口座で取り扱う商品の取り引きが未成年でも可能となる。楽天証券は今後も、若年世代の投資教育に重点においたコンテンツの提供などを通して、投資家のすそ野を広げる活動を推進していくとしている。
若年層への投資のすそ野拡大を目指す「ジュニアNISA」
ジュニアNISAの創設はNISAの年間投資上限額の引き上げ、NISA口座開設手続きの簡素化・迅速化などとともに、金融庁主導のNISAの拡充・利便性向上策の一環として実施される。
若年層へ投資のすそ野を拡大し、「家計の安定的な資産形成の支援」及び「経済成長に必要な成長資金の供給拡大」の両立を図ることがジュニアNISA創設の趣旨だ。また、高齢者に偏在する膨大な金融資産を成長資金へと動かす契機となることや、長期投資の促進などの効果も期待されている。
非課税対象、非課税期間などは原則として成人NISAに準ずることとされており、年間投資上限額は80万円。運用管理については、原則として親権者等が未成年者のために代理して運用を行うことや、18歳まで払い出し制限を課すことなどの要件が定められている。
楽天証券株式会社ホームページ
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