VWOに中国A株、VEAにカナダ株式をさらに追加
米国のザ・バンガード・グループ・インクは、国際株式指数に連動する4本のバンガードETF「バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF」(以下、VWO)、「バンガード・FTSE先進国市場(除く北米)ETF」(以下、VEA)、「バンガード・FTSE・ヨーロッパETF」(以下、VGK)、「バンガード・FTSE・パシフィックETF」(以下、VPL)に小型株を追加すると同時に、VWOに中国A株、VEAにカナダ株式をそれぞれ組み入れることを発表した。
これにより、各ETFはその市場の時価総額加重平均により近づくと同時に、分散化のメリットが拡大することとなる。また、VWOは中国A株を組み入れることで、中国本土の上場企業を含む幅広い時価総額加重インデックスに連動する初のETFとなり、VEAは小型株から大型株にいたるまでカナダを含めた米国以外の先進国市場をカバーする最大のETFへと生まれ変わる。
幅広く分散化された新しいFTSEオールキャップ・インデックスへ移行
今回の変更に伴い、4本のETFのベンチマークは、これまで以上に幅広く分散化された新しいFTSEオールキャップ・インデックスへ移行する。
新しいベンチマークに基づく小型株式の組み入れ比率は各ETFそれぞれ10%前後となっており、ベンチマークの移行は数か月かけて段階的に行われる。
また、VWOは「FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)トランジション・インデックス」、VEAは「FTSEディベロップド(除く北米国)インデックス」をそれぞれ移行用インデックスとして使用する。なお、VWOの移行後のインデックスには中国A株が約5.6%、VEAの移行後のインデックスにはカナダ株式が約8%含まれることとなる。
バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社プレスリリース
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