投資をしている人の23%が「2%インフレ」達成下の投資先として「株式投資信託しかないと思う」と回答
スパークス・アセット・マネジメント株式会社は「日本経済と株式投資に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。全国の20歳~79歳の男女を対象としたインターネット調査で、2015年1月23日~1月27日の5日間で実施された。
発表された個人金融資産の実態についての調査によると、現在投資している金融資産で最も多いのは「日本株式」16.6%で、次が投資信託(REIT以外)9.1%、以下「金(ゴールド)・プラチナ」4.3%、「REIT」2.5%と続く。
また、日銀が目標にしている「2%インフレ」の達成を前提とした投資の見通しに関する調査では、投資をしている人126名中、23.0%が投資先として「株式投資信託しかないと思う」と回答している。
その他の回答は、「株しかないと思う」41.3%、「不動産しかないと思う」15.9%、「REITしかないと思う」4.0%などとなっており、投資先として株式の人気が高いことがうかがえる結果となった。
20代の40.3%が「NISAを利用したいと思う」と回答
NISAの利用状況・利用意向に関する調査では、全体の61.2%が「利用したいと思わない」と回答し、その他は「(現在は利用していないが)利用したいと思う」が30.7%、「現在、利用している」が8.1%という結果になった。
年代別で見ると、「現在、利用している」と答えた回答者の割合は年代が上になるにつれて高くなっており、20代は2.2%で60・70代は12.1%だ。
しかし、一方で「(現在は利用していないが)利用したいと思う」と答えた回答者の割合は20代が最も多く40.3%、逆に「利用したいと思わない」の割合が最も多いのは60・70代で66.2%となっている。
2016年に創設が予定されている「子ども向けNISA」についての調査では、子ども向けNISAの対象となる子ども・孫がいる471名に、この制度を利用したいと思うかどうかを聞いたところ、16.8%が「利用したいと思う」、83.2%が「利用したいと思わない」と回答した。
(画像はプレスリリースより)
日本経済と株式投資に関する意識調査
http://www.sparx.co.jp/news/uploads/pdf/PressJ150219.pdf