楽天証券㈱(東京都世田谷区、代表取締役社長 楠雄治)は、独立系ファイナンシャルアドバイサー(IFA)向けに、新たな報酬体系を翌年2月から提供開始する。
顧客の預かり資産に連動して報酬が増減する「管理口座コース」で、国内初となる。
コミッションとフィーの選択
これまで同社のIFAサービス利用の顧客は、取引の度に発生するIFA専用のコミッション型(売買手数料)のみだった。
新設の「管理口座コース」は、従来の売買手数料は今までよりも安い又は0円とし、顧客の預かり資産に一定の率を乗じた金額を管理口座料として徴収し、その料金からIFAに報酬が支払われるフィーも選択可能となる。
フィー型は国内初の仕組み
これは、財産の相談役としてファイナンシャルアドバイサーが定着している欧米諸国のビジネスモデル転換を倣ったもの。
コミッション型からフィー型に転換するアドバイサーが増えており、その要因は顧客の信頼をよりいっそう獲得していることにある。
同社では、「お客様の資産形成を長期的かつ包括的にサポートできる質の高いアドバイザリーサービスを提供できるよう、 継続的に新しい取り組みを行ってまいります」と話している。