「地方再生」を一丸で推進するSBIホールディングス㈱は、地域金融機関各行との共同出資で資産運用会社「SBI地方創生アセットマネジメント株式会社」の参加行が27行となったことを発表した。
SBI両社では、「SBIグループが有する資産運用の豊富な知見およびネットワーク等を活かすことで、良質かつ安価な運用商品を提供し、出資参加行の運用力の向上、ひいては収益力の拡大に努めてまいります」と話している。
SBIと地域金融機関で共同出資
SBI地方創生アセットマネジメント㈱は、超低金利政策が長期化の中、苦しい経営状況におかれている地域金融機関6行とSBIグループで共同出資。今年3月に設立した。
SBIグループの持つ資産運用ノウハウを活用することで、地域金融機関が提供する自己資金と顧客預かり資産の実際の運用に貢献し、さらに共同出資会社の運営を通じて、地域金融機関の運用実務を担う人材育成のサポートも提供していく。
運用商品の提供開始は今年度中
出資参加銀行は急速に伸び、5月には4行、6月には6行、7月には4行、8~10月には2行、そして11月に島根銀行が参加し、計27行となった。
同社は、すでに投資運用業及び第二種金融商品取引業の登録を完了しており、今年度下半期中に運用商品の提供を開始すべく準備を進めている。