マネックス証券株式会社は、暗号資産CFD(暗号資産関連店頭デリバティブ取引)の取引を7 月 8 日(水)から開始した。主要ネット証券では初めてとなる。
急速に拡大の暗号資産
暗号資産は、電子データのみでやりとりされる通貨であり、法定通貨のように国家による強制通用力を持たず、主にインターネット上での取引などに用いられている。
2009年にビットコインが誕生以来、派生の仮想通貨も次々と生まれ、法定通貨と仮想通貨を交換する仮想通貨取引所と呼ばれる仮想通貨交換業者が登場して、仮想通貨の保有が急速に拡大している。
その広がりから暗号資産は、今年5月に改正金融取引法の施行により金融商品取引法の金融商品として規定され、それに伴い、顧客保護や暗号資産関連店頭デリバティブ取引が金融商品取引法の規制対象となった。
新しい「お金の未来」を提案
同社はこの新サービス開始にあたり、暗号資産関連店頭デリバティブ取引業に関わる認定金融商品取引業協会である一般社団法人日本暗号資産取引業協会に加入。暗号資産取引システムとして、の暗号資産取引プラットフォーム「SimplexCryptoCurrency」を採用した。
取扱い暗号資産はビットコイン/円をはじめ、リップル/円やイーサリアム/円などの主要銘柄が可能。取引手数料は無料で、口座開設から入出金、取引もスマホで操作できる。