岡三証券株式会社は、25歳以下の顧客に対して各種取引手数料を実質無料化する。また、それと合わせて投資初心者向けのセミナー開催など、投資教育に資する取り組みも強化していく。
老後資金問題に応えて
日本の少子高齢化が加速している中、個人それぞれによる老後資金の確保は重要となっている。そのためには早期からの資産形成を始めることが肝要で、同社は取引コストの低減はその一助として考えている。
このサービスを活用することで、若年層が早い時期から投資に関心を持つきっかけになればと、今年6月中旬に開始を予定している。
サービス拡大を検討
対象商品は、国内株式(信用取引除く)、外国株式(委託取引)、投資信託(一部除く)。手数料全額キャッシュバックによって実質無料化とする。
同社グループでは、インターネット専業の岡三オンライン証券が25歳以下の顧客の国内現物株式取引手数料を実質無料化を4月20日に発表しており、対面コンサルティングサービスを特長とする岡三証券においても追随して、若年層の後押しをする。
今後は上記商品のほか、長期積立商品(累積投資、NISA、iDeCo等)についても無料化を検討しており、さらに岡三証券以外のグループ証券会社での実施についても検討を行っている。