中国A株独占
2013年1月13日、モーニングスター社がDC、SMA専用、ETF、およびブル・ベア型を除く純資産額10億円以上のファンドを対象とした、過去1ヶ月間のトータルリターン上位・下位を発表した。2012年12月の月間ランキングの結果は以下の通り。トータルリターン上位の3ファンドは、すべて中国A株に投資するファンドとなった。
※画像はイメージ
トータルリターン上位1位 ダイワ 深センA株ファンド(大和投資信託) 22.6%上昇
2位 野村 新中国A株投信(野村アセットマネジメント) 20.31%上昇
3位 日興AM中国A株ファンド(日興アセットマネジメント) 20.09%上昇
トータルリターン下位1位 T&D・Wブル・ベア2(金・Wブル2)(T&Dアセットマネジメント)11.94%下落
2位 BR・ゴールド・メタル・オープンAコース(ブラックロック)6.73%
3位 ニッセイ・ワールドスポーツ・ファンドA(為替ヘッジあり)(ニッセイアセットマネジメント)2.92%
市場情報
2位の野村 新中国A株投信の最新レポート(2013年1月11日更新)によると、12月のMSCI チャイナ A 指数(現地通貨ベース)の月間騰落率は+15.46%。
中国本土株式市場は、月間で大幅上昇。マクロ経済指標も景気判断の節目となる50を11月・12月と連続で上回っている。また11月の鉱工業生産、小売売上高も市場予想を上回り、1~11月の工業利益も前年比3.0%増と改善基調。
一方11月のCPI(消費者物価指数)、輸出総額、輸入総額はすべて市場予想を下回る結果となった。人民元は対米ドルで下落、対円で上昇している。
野村 新中国A株投信の場合、
今後の方針については、内需主導型経済への構造転換にはまだ時間を要すると見ていますが、新指導層は都市化や独占事業の規制緩和等を推進すると期待されており、政策面で恩恵を受けると判断される企業を中心に銘柄選択を行っていく考え(最新レポートより)
ということだ。
ファンドニュース(モーニングスター)
http://www.morningstar.co.jp/msnews/news?rncNo=927605&newsType=fund野村マンスリーレポート 野村新中国A株投信
http://www.nomura-am.co.jp/fund/monthly1/M1140509.pdf?PHPSESSID=12e9d914424518433c2b60f84278c63d