2期目から連続
楽天投信投資顧問が設定・運用する「楽天USリート・トリプルエンジン(トルコリラ)毎月分配型」の第14期決算が2013年1月22日に行われ、分配金は170円となった。
楽天USリート・トリプルエンジン(トルコリラ)毎月分配型は、2011年12月22日の初回決算時の分配金が60円だったが、以降は170円を維持している。
ファンドについて
ファンドの主な投資対象は米国の不動産投資信託指数に連動する上場投資信託(米国リートETF)の投資信託証券および対円でのトルコリラのパフォーマンスを反映するユーロ円債(リート連動債)。
米国リートETFの配当金に加えてインカムプラス戦略、トルコリラ戦略で収益の確保を目指している。
インカムプラス戦略とは米国リートETFの価格が目標価額を上回った場合、値上がり率を享受できない代わりにユーロ円債の利息収入を高める戦略。
トルコリラ戦略とは、実質的にトルコリラに投資し、リート連動債の利息収入を高めることを目指す戦略。
(楽天USリート・トリプルエンジン(トルコリラ)交付目論見書より)
2013年1月22日時点での基準価額は12698円、純資産総額は4.9億円。楽天証券のランキングでは値下がり率6位。
設定来高値は2013年1月21日の12868円、設定来安値は2012年6月6日の9453円。
月次レポートより
最新の月次レポートは2012年11月22日付のもので、期間中騰落率は当期+3.5%、3ヶ月+4.9%、6ヶ月+13.4%、設定来は+24.7%。資産組み入れ比率は公社債97.8%、短期金融資産2.2%。
レポート内では今後の運用方針について、
トルコでは、経常収支の赤字幅が縮小傾向にあることに加え、債務問題を抱える欧州諸国に比べて財政の健全性が高いことや、政府が2013~15年の中期経済計画で更なる財務の健全化を進める意向を掲げていることからも、今後、他の格付け会社による格上げが期待されます。また先進諸国に比べ金利水準が相対的に高いことも、トルコリラの押し上げ要因になると考えられます。
と述べられている。
楽天USリート・トリプルエンジン(トルコリラ)毎月分配型
http://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/ritet/