書面決議で繰上償還決定
三井住友アセットマネジメント株式会社は22日、同社の取り扱う追加型投資信託「三井住友・ワールド・バランス・ファンド 愛称:リブラ(LIBRA)」のファンド情報を変更し、信託終了の決定を行ったことについて発表した。
同ファンドは、従来償還日に関しては無期限と設定されていたが、昨年12月17日に繰上償還を行うことを発表、公告および書面をもってその内容を知らせ、2013年1月21日まで、これに対する異議申し立ての受け付けを行っていた。
結果、異議申し立てのあった受益者の受益権合計口数は、公告日の受益権総口数の2分の1を超えることはなく、繰上償還決定、信託終了へと進むこととなった。繰上償還日は2013年2月26日となっている。
(交付目論見書より参考画像)
受益権口数不足、残高回復見込み険しく
繰上償還を判断・決定する要因となったのは、同ファンドの受益権口数が信託約款の繰上償還に関する規定にある5億口を下回っている状態が長期間続いていたことにある。同社では、今後もファンドの残高の回復は見込みがたいと考え、受益者の意向を確認の上、信託終了とする方針を出していた。
ファンドは、マザーファンドを組み入れることにより、実質的に内外の株式および公社債に投資し、中長期的に信託財産の安定した成長を目指して運用されてきた。また、内外の株式および公社債に直接投資することもできるものとなっていた。
なお、償還までの運用状況については、後日、償還運用報告書を送付することで受益者に報告するとしている。
「三井住友・ワールド・バランス・ファンド」信託終了の決定について
http://www.smam-jp.com/news/fund/pdf/ファンド情報 : 三井住友・ワールド・バランス・ファンド
http://www.smam-jp.com/fund/top/