コモンズ投信株式会社、確定拠出年金に自社ファンドの提供を決定
投資信託の運用と販売を手がけるコモンズ投信株式会社は、自社が運用・販売をしている投資信託「コモンズ30ファンド」を確定拠出年金に提供する意向を明らかにした。
SBIベネフィット・システムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:松井真治)の確定拠出年金のシステムインフラを活用し、株式会社SBI証券(本社:東京都港区、代表取締役社長:澤田安太郎)が運用する「SBI証券ダイレクト401kプラン」を始め、SBIベネフィット・システムズ株式会社の複数のプランに2013年3月1日より提供を開始する。
コモンズ投信株式会社は、現在の日本の財政状況や企業の年金に対する取り組みから、自助努力による「じぶん年金」作りは今後ますます重要になると考え、資産形成に取り組む現役世代に対してさまざまなサポートを行ってきた。
今回発表された確定拠出年金への提供もその一環として行われる。なお、投資信託の運用会社が販売会社の金融機関を通さずに確定拠出年金にファンドを提供するのは日本初であるとのことだ。
日本を代表する厳選30社に集中投資、コモンズ30ファンド
今回提供が決定された「コモンズ30ファンド」はコモンズ投信株式会社が2009年より運用を開始した商品だ。ファミリーファンド方式で運用を行い、国内外のグローバル企業から30社を厳選して、投資を行うもので、長期保有することを想定している。
投資を行う30社は「30年という長期にわたって、企業価値を高める(成長する)ことのできる企業」とし、財務データなどの「見える資産」に加え、「経営者が強いビジョンを持っている」、「企業理念が役職者の行動規範ににじみ出ている」、「人が生き生きしている」など、運用経験豊富なスペシャリスト達が年間100社以上を訪問し、調査した「見えない資産」も考慮に入れて決定される。
ちなみに、2012年7月時点の銘柄は、ホンダ、資生堂、三菱商事、旭化成、日揮、エーザイなど日本を代表する企業ばかりだ。また、初心者でも安心して投資ができるように月額3000円から始められる「つみたてプラン」なども用意されている。
コモンズ投信株式会社ホームページ
http://www.commons30.jp/blog/archives/6419