岡三アセットマネジメント、アジアの不動産投資信託証券に投資する新商品の運用を開始
岡三アセットマネジメント株式会社は投資信託新商品「ワールド・リート・セレクション(アジア)(年2回決算型)」の運用を6月3日に開始した。
日本を除くアジアの不動産投資信託証券を実質的な主要投資対象とした商品で、信託金の限度額は2,000億円、信託期間は原則として無期限となっている。
運用はファミリーファンド方式で実施され、マザーファンドである「アジアリート・マザーファンド」を通して、日本を除くアジア各国のリートに投資が行われる。
マザーファンドの運用は、ドイツ銀行グループのオーストラリアにおける中核会社であり、アジア・オセアニア地域における不動産証券運用の中心的存在の「ドイチェ・オーストラリア・リミテッド」に委託される。
収益分配は毎年4月7日と10月7日(それぞれ休業日の場合は翌営業日)の年2回行われる。
香港とシンガポールに投資している、ワールド・リート・セレクション(アジア)
「ワールド・リート・セレクション(アジア)」は6月3日に運用を開始した「年2回決算型」の他に、年12回毎月7日に決算が行われるタイプも用意されている。投資対象、信託期間、信託金の限度額、運用方法などは「年2回決算型」と同じで、主に収益分配日が異なる。
毎月決算が行われるタイプは、平成19年7月31日に運用が開始されており、平成25年5月現在の投資国等は香港とシンガポールだ。
2013年5月7日現在の基準価額は9,048円で2012年1月以来上昇傾向にある。組入上位10銘柄の国・地域別投資比率は、シンガポール62.5%、香港30.5%となっている。
また、各ファンドの間でスイッチングも可能であり(スイッチングの取扱いは販売会社によって異なる)、各ファンドとも「分配金受取りコース」と「分配金再投資コース」の2つのコースが用意されている。
「分配金再投資コース」を選択した場合、収益分配金は、税金を差し引いた後、決算日の基準価額で再投資される。
岡三アセットマネジメント株式会社ホームページ
http://www.okasan-am.jp/pdf/grant/g552360_20130603.pdf