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アメリカの経済危機をずばり予言した男 果たして次は？（前編）
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2010年6月14日 09:00
His name is Nouriel Roubini
国際経済を専門とし、ニューヨーク大学のStern School of Businessで教鞭をとるNouriel Roubini教授。3年前に彼がアメリカの住宅市場の崩壊、金融危機や一部銀行の破綻を予言した際、当時の経済界は彼の発言を笑い飛ばした。
彼の予言が実現した今、世界のセレブたちが彼とお近づきになろうと必死である。まさに実学としての経済学ーー彼は大学の講義でも、雑誌のインタビューでも、原稿はおろか、要点メモも用意しないという。
現在の世界経済
「金融危機は終わっていません、私たちは次のステージに移っただけのこと。具体的に言えば、借金問題がプライベートなものからパブリックなものへと移行したんです。
政府は不景気が悪化しないよう、金融機関救済策や財政刺激策を行いました。これは、プライベートな借金が公債となったというだけで、結局はこれを返していかなければならないんです。
政府は不景気が悪化しないよう、金融機関救済策や財政刺激策を行いました。これは、プライベートな借金が公債となったというだけで、結局はこれを返していかなければならないんです。
ギリシャは氷山の一角
今ギリシャで起こっていることは、氷山の一角にしかすぎません。ユーロ圏、イギリス、日本、アメリカ……増え続ける公債と政府の支払い能力が、今後の世界金融の鍵を握るでしょうね。
アメリカでは、民主・共和党間の超党派的提携が欠けている。ドイツではメルケル首相率いる与党が過半数割れをしたばかり。日本政府は、弱くて力がない。ギリシャでは暴動やストライキが続いている。
弱くて分裂した政府が、金融政策に力を入れることができますか？市場が最も懸念することは政治的緊張です。耳あたりのいいことはいくらでも言える、要はそれを実行できるかどうかです。」
アメリカでは、民主・共和党間の超党派的提携が欠けている。ドイツではメルケル首相率いる与党が過半数割れをしたばかり。日本政府は、弱くて力がない。ギリシャでは暴動やストライキが続いている。
弱くて分裂した政府が、金融政策に力を入れることができますか？市場が最も懸念することは政治的緊張です。耳あたりのいいことはいくらでも言える、要はそれを実行できるかどうかです。」
Telegraph.co.uk 'Nouriel Roubini said the bubble would burst and it did. So what next?'
http://www.telegraph.co.uk/finance/economics/7756684/Nouriel-Roubini-said-said-the-bubble-would-burst-and-it-did.-So-what-next.html
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