米ドル建てのバンクローンに投資
三菱UFJ投信株式会社は10月1日に、投資信託新商品「米ドル建て担保付貸付債権ファンド<為替ヘッジあり>2013-10(愛称:ショート・リリーフ)」の運用を開始した。
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米ドル建てのバンクローン(貸付債権)等を実質的な主要投資対象としており、信託期間は2014年10月8日までの単位型の商品となっている。
収益分配については、運用による利益を償還まで留保し、分配は行わないとしている。運用の指図に関する権限は、「インベスコ投信投資顧問株式会社」に委託される。
ファンド・オブ・ファンズ方式で運用が実施され、インベスコ・シニア・セキュアード・マネジメント・インクが運用する「インベスコ・シニア・セキュアード・バンク・ローン・ファンド-ジャパン(日本円ヘッジ)」を通して米ドル建てのバンクローン等に投資に投資を行い、三菱UFJ投信株式会社が運用する「マネー・マーケットマザーファンド」を通してわが国の短期公社債等にも投資が行われる。
約71兆円のバンクローン市場
バンクローンは、投資適格債券(BBB格相当以上)よりも信用力が低いかわりに相対的に利回りが高く、債権等に比べて優先弁済順位が高いという特徴があり、その時価総額は2006年前後から急激に上昇し、2013年6月末現在には7,137億米ドル(約71兆円)に達している。
ポートフォリオの構築は、マクロ経済分析によるトップダウン・アプローチと個別銘柄分析によるボトムアップ・アプローチの両方を用いて行われ、バンクローン市場への資金流入、バンクローンの償還期限の分布・借り換え動向などが勘案される。
米ドル建て担保付貸付債権ファンド交付目論見書
http://www.am.mufg.jp/pdf/koumokuromi/270365/