新興国諸国の政府または政府機関などが発行する債券に投資
新光投信株式会社は投資信託新商品「フロンティア・ワールド・インカム・ファンド(年1回決算型)」の運用を9月30日に開始した。
新興国諸国の政府または政府機関などが発行する債券を実質的な主要投資対象とした商品で、信託期間は平成40年9月15日まで、信託金限度額は3,000億円、決算日は年1回毎年9月15日(休業日の場合は翌営業日)となっている。
運用はファンド・オブ・ファンズ形式で行われ、ケイマン諸島籍外国投資信託「フランクリン・テンプルトン・フロンティア・エマージング・マーケッツ・デット・ファンド」を通して新興国の債券などに投資が行われ、国内投資信託「マネー・マーケット・マザーファンド」を通してわが国の短期公社債などにも投資が行われる。
外国投資信託はグローバルに資産運用業務を展開す「フランクリン テンプルトン インベストメンツ」(1947年設立、運用資産総額約81.6兆円)の一員である「フランクリン テンプルトン インベストメント マネジメント リミテッド(FTIML社)」が運用を行い、先進国の通貨建て債券の他に、純資産総額の50%までの範囲で、新興国通貨建ての債券にも投資を行う。なお、国内投資信託の運用は新光投信株式会社が行う。
投機的格付け債権にも投資
ブラジル、ロシア、中国、南アフリカなど経済成長が期待できる新興国(エマージング諸国)の債券は、高い利回りが期待できる反面、先進国の国債などと比較して信用力が低い。
新興国のなかには、格付け会社より投機的格付け(BB格以下)が付与されている国も多いが、このファンドではこのような投機的格付けの債券にも投資が行われる。
フロンティア・ワールド・インカム・ファンド(年1回決算型)交付目論見書
http://www.shinkotoushin.co.jp/fund/download/AT/