負の遺産
英労働党の負の遺産が最近明らかになった。現在働いていないイギリス人の数は1070万人にものぼっている。
高い失業率
イギリスで職に就いている人の数は約2800万人と1996年の9月以来最悪の数字を記録している。
デービット・キャメロン首相は労働党政府のおかした政治的ミスで多くの人が犠牲になった、とコメントしている。失業率も1994年以来最悪の数字だ。さらに、これから状況は更に悪くなる、と経済学者は予想している。
王立スコットランド銀行は2600人の人員削減を行い、キャドバリーを所有する米クラフトは、イギリス全土で600人の従業員を解雇する予定だ。現保守党政権は前政府から、非常に薄弱な労働市場を引き継いでしまったようだ。失業率はすぐには回復しないと予想されている。
さらなる懸念
しかし、失業手当給付金を受け取っている人の数は4月に約27000人減少し、152万人となった。
専門家は働いている人に対しても懸念すべきことがあると主張する。100万人以上もの人が正社員を希望していながら、パートもしくは臨時職員として働いている。そして、うち45万人が過去1年間、生活に十分な収入を得ていない。
この働いているにもかかわらず、十分な収入を得ていない人の数は、失業率に上乗せされるべきだという意見もある。もしそうなれば、失業率は今よりもさらに高くなるだろう。
編集部 R.Nakao
The Sun
http://www.thesun.co.uk/sol/homepage/news/money/2971035/107million-Brits-do-not-work.html