平成22年・3月分の景気動向指数結果
5月12日、内閣府が、平成22年度3月分の景気動向指数(速報値、平成17年を100とする)を発表しました。
景気の現状を示す一致指数は、2月と比べ1.1ポイント上回り101.1となりました。また、景気の動向に比べ早く動く先行指数は、2月と比べ、4.4ポイント上回り102.8となり、景気の動向に比べ遅れて動く遅行指数は、2月と比べ、1.2ポイント上回り85.4となりました。
今回の景気動向指数結果の特徴は
一致指数は13カ月連続の上昇、先行指数は12カ月連続の上昇、遅行指数は4ヵ月連続上昇といずれの指数も上昇しました。
有効求人倍率(学卒者を除く)が改善され、前年同月比の卸売業の販売額、大口電力使用量が伸びたことにより、3月の景気動向指数(CI・コンポジットインデックス・一致指数)は、「改善」(景気拡大の可能性が高いこと)という基調判断となりました。
今回の景気動向指数(CI・一致指数)では、改善が示されましたが、現在、ギリシャを初めとするヨーロッパの財政問題があります。よって、今後も景気回復の基調が、継続されるかどうかは不確実な情勢といえます。
内閣府
http://www.cao.go.jp/景気動向指数結果(内閣府発表)
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/di.html