初の女性首相就任
資源業界へ課税を増加する計画が支持率低下を招いた与党労働党のラッド前首相の後継に前副首相のジュリア・ギラード氏が就任した。
ギラード氏は前政権で教育相と雇用・職場関係相も兼任しており、資源税導入には賛成の立場を取っていた。
環境に優しい新首相
同前首相は、前回選挙時の公約だった温室効果ガスの排出量取引制度導入延期をきっかけに支持率が低下。その後、資源超過利潤税の導入を提案し、党内の反対にもかかわらず、撤回を拒否した。
新首相は「資源超過利潤税」導入について協議を開始することで合意。これを受けて、シドニー市場では、英豪系資源会社BHPビリトンやリオ・ティントなどの株価が上昇した。
数ヵ月後の選挙でも勝利し、温室効果ガスの排出量取引制度導入を目指す意向を示している。
NNA オーストラリア
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