6月末の外貨準備高が発表
平成22年7月7日、財務省が「外貨準備等の状況」を公表しました。
(画像は財務省前)
平成22年6月末現在の日本の外貨準備高は、1兆502億3500万万ドルとなりました。平成22年5月末現在と比べて、89億1700万ドル増えました。日本の外貨準備高が、前月に比べ増加したのは、平成22年4月末現在以来2ヵ月ぶりです。
6月末の外貨準備高の特徴は
財務省発表「外貨準備等の状況」(平成22年6月末現在)によると、「(外貨の)証券」、「金」の時価評価額が前月(平成22年5月末現在)に比べて増えています。
これは、最近の金価格の上昇及び、財務省が保有しているアメリカ国債の価値が上昇したことが背景とされています。
また、もう一つ注目すべきは、国際的な購買力を示すとされる外貨準備高が、日本においては増加している点です。最近、世界における日本の地位低下について各メディアが報じていますが、外貨準備高を見る限りは、依然として日本の購買力は高いといえます。
今後は、現在の為替市場が、円高傾向となっているが、日本の外貨準備高がどのように変化するかが注目されます。
「外貨準備等の状況」(平成22年6月末現在、財務省サイト内)
http://www.mof.go.jp/1c006.htm財務省
http://www.mof.go.jp/index.htm