月の全国百貨店売上高が発表
平成22年7月16日、日本百貨店協会が、「平成22年6月 全国百貨店売上高概況」を発表しました。
(画像は、日本百貨店協会HPトップページ)
平成22年6月の全国百貨店売上高は、平成21年6月に比べ、6.0%減(店舗数調整後)の4924億円余りとなりました。売上高の減少は、28ヵ月連続となりました。
また、6月の百貨店売上高は前月と異なり、都市部(全国主要10都市)の百貨店に比べ地方(主要10都市以外の地方)の百貨店が苦戦しているという状況は改善されました。
平成22年上半期の百貨店売上高も発表
平成22年7月16日は、全国百貨店上半期(1月から6月)売上高も発表されました。
平成22年全国百貨店上半期売上高は、3兆184億3126万円となりました。平成21年上半期に比べ、4.4%下落(店舗数調整後)という結果となりました。また、上半期の全国百貨店売上高が前年を割り込むのは、3年連続とのことです。
6月の売上高減の背景として、日本百貨店協会のプレスリリースによると、欧州の金融・財政危機の影響で、増加傾向だった宝飾品や輸入雑貨など高級商材の売上の伸びが鈍化したと指摘しています。
このことは、経済情勢の悪化により富裕層の購買力が減少したことを物語っています。つまり、百貨店全体の売上高が持続的に回復するには、富裕層だけに頼るのではなく一般客を今度どのように百貨店に取り込んでいくかという課題が浮上したといえます。
日本百貨店協会
http://www.depart.or.jp/プレスリリース 売上(日本百貨店協会HP内)
http://www.depart.or.jp/common_press_release/list/0