平成22年・7月分の景気ウォッチャー調査結果
平成22年8月9日、内閣府が、平成22年度7月分の景気ウォッチャー調査結果を発表しました。
(画像は内閣府HPトップページ)
平成22年7月の景気の現状判断DI(ディフュージョン・インデックス)は、平成22年6月に比べ2.3ポイント増の49.8となりました。現状判断DIの増加は3ヵ月ぶりです。
また、平成22年7月の先行き判断DI(2~3ヵ月先の景気の先行きに対する判断DI)は、平成22年6月に比べ1.7ポイント減の46.6となりました。
今回の景気ウォッチャー調査結果の特徴は
内閣府・景気ウォッチャー調査・平成22年7月調査結果(抜粋)によると、内閣府は、前月(平成22年6月調査結果(抜粋))と同様に、『今回の景気ウォッチャー調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は「景気は、厳しいながらも、持ち直しの動きがみられる」とまとめられる。』と指摘しました。
今回の結果の特徴として、猛暑による影響で、夏物販売が増加し、家計動向関連DIが上昇した一方、円高により輸出に悪影響を与えるとの懸念から、先行き判断DIにおいて、企業部門、家計部門、雇用部門の全てが低下しました。つまり、景気の先行きに関しては懸念が拡大している状況といえます。
しかし、政府(内閣府)は、新規求人の増加などを背景に前月と同様に日本の景気は、今後も緩やかながら回復すると見ています。
今回の調査結果を見る限り、景気回復の傾向は、更に厳しい情勢になりつつあります。今後は、政府の基調判断に変化が起きるかどうかが注目されます。
内閣府
http://www.cao.go.jp/景気ウォッチャー調査(平成22年7月調査、平成22年8月9日内閣府発表)
http://www5.cao.go.jp/keizai3/2010/0809watcher/menu.html