3年前の夏は115~123円台も
ここ数日は83円台も伺う取引が続いているドル/円相場。3年前の2007年8月31日には終値で115円台であったことを思えば隔世の感があるが、現在の水準は我々にとって未曾有の出来事ではない。それは1995年に見舞われた超円高を経験しているからだろう。
かつても日米関係から始まった超円高
ブログfreemusic.jpでは、1995年4月19日に史上最高値を記録したドル円相場について、きっかけは当時の日米首脳会談にあったとし、その軌跡を1994年2月の時点から振り返っている。
2月11日 週末終値 108.1円
2月14日 週明け月曜日、日米首脳会談で、
クリントン大統領、「数値目標OKネ?」
細川首相、「NO~!」
「YES」を予想していた市場関係者は驚き 105.7円
クリントン大統領、「円高シカタガナイネ!」
その夜のNY市場で一気に円暴騰 101.9円
当時のクリントン大統領による「ガイアツ」に日本の細川首相が「No」と言った結果、週明けの相場が一気に暴騰したのだ。これをきっかけとして起こったジェットコースターのような値動きを、1995年8月16日、日米独協調介入で99円まで揺り戻したあたりまで丹念に振り返っている。
この間阪神大震災にもめげずに引き起こされた常識外の円高は、今思い出しても意味があるものかもしれない。
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