JX日鉱日石エネルギーは、マンション用戸別太陽光発電を始めると、この3日発表した。
(株)タカラレーベンが9月4日(土)より販売する新規分譲マンション(110戸)に、同社の開発した発電システムが、市販のマンション向けとしては初めて採用されたという。
これは、同社が開発した
パワーコンディショナ※を用いることで、マンション各戸毎の太陽光発電を可能としたものとなる。
※パワーコンディショナ
太陽電池モジュールで作られた直流電力を家庭で使える交流電力に変換するための装置。安全のため、系統電源停電時にシステムを停止させる機能も有していて、国内最小。
各戸の余剰電力売電が可能で、省エネ意識高揚にも!
そして、同マンション屋上に660枚の太陽光パネルを敷き、各戸に出力1.2キロワット分を割り当てるもので、各家庭では、戸建ユーザーと同様に東京電力との直接契約にて余剰電力の売電が可能となり、節約分のメリットを享受できる。
試算では、太陽光発電システムがない場合と比べ、電気料金が月当り約4,000円程度安くなるという。また、各戸のリビングに発電量やCO2削減量が一目で分かるモニターを設置することで、居住者の省エネ意識を高めることが期待されるとのこと。
同社は、今秋にも本システムの本格発売開始を予定しており、今後とも、市販マンションにおける本システムの導入提案や、家庭用燃料電池「エネファーム」の販売を通じ、家庭部門におけるCO2削減に貢献していくとしている。
JX日鉱日石エネルギー
http://www.noe.jx-group.co.jp/