各地で電気自動車導入に関する動きが活発
現在、デフレ脱却がなかなか進まない日本において、新産業育成が大きな課題とされています。そんな中、日本経済の救世主として電気自動車産業が注目されています。そして、電気自動車の普及促進事業は各地方で始まっています。
(画像はイメージ)
2010年9月2日、平成22年度国土交通省「環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験」に選定された京都市と三菱重工業株式会社は、共同してEV(電気自動車)バス運行に関する実証実験を行うと発表しました。
電気自動車メーカーでもある三菱重工と京都市のような地方自治体が、電気自動車などの普及促進に向けて協定を締結したのは初めてです。
次世代産業の中心となりつつある電気自動車関連産業
このように、電気自動車普及のための推進事業が各地で進んでいます。また、政府の動きとしては、平成22年6月18日に閣議決定された新成長戦略~「元気な日本」復活シナリオにおいて、電気自動車など次世代自動車の技術開発推進が掲げられました。
経済界からの強い要望もあり、政府が進める次世代自動車の技術開発の推進事業においては、電気自動車本体の技術開発や充電設備の整備が中心になりつつあります。
石油枯渇に対応し、次世代環境対応車の最終形とされている電気自動車は、政府の後押しもあり、今後爆発的な普及が見込まれます。そして、従来の自動車産業と異なり、充電インフラ整備などにおいて小資本でも新規参入しやすい環境とされているので、電気自動車周辺産業は中小企業にとっても注目の産業といえるでしょう。
ニュースリリース:三菱重工業(株)と京都市による「EVバス実証実験」及び「次世代EV京都プロジェクト」協定調印について(三菱重工業サイト内)
http://www.mhi.co.jp/news/story/100902.html新成長戦略~「元気な日本」復活シナリオ~(首相官邸サイト内)
http://www.kantei.go.jp/jp/sinseichousenryaku/