製造業統計を好感
9月に入り最初の米株式相場は2ヶ月ぶりの大幅高を記録した。米国や中国の製造業の製造統計が市場予測を上回ったことが原因。
ニューヨーク時間9月1日午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指数は前日比3%高の1080.29。ダウ工業株30種平均は254.75ドル(2.5%)上昇の10269.47ドルとなっている。
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特に目立った動き
S&P500種株価指数では資本財・サービス株指数が大きく上昇。米国・中国の8月の製造業活動ペースが加速したことが背景にあるとみられる。他には金属価格の上昇がみられる。
アップルの躍進も目立った。携帯音楽プレーヤーiPodは依然好調をキープ。音楽や動画をテレビで再生するセットアップボックス「アップルTV」の新型モデルの発表も手伝って上昇した。
オンライン映画レンタルサービスのネットフリックスは値上がり。身売りが噂されたバーガーキングも急伸した。
スリベント・アセット・マネジメントの運用責任者、マイケル・ビンガー氏は以下のように述べている。
「ロングオンリーのファンドの間では安堵の兆しが見られるほか、空売りをする市場参加者らは売り浴びせが恐らく終了したと話している。これを理由に、夏を通じて米経済指標のほとんどが悲観的だったにもかかわらず、このように相場が大幅に上昇した」
NY株式市場
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