近年にない注目
9月14日に投開票を迎える民主党代表選。当ニュースでは菅直人、小沢一郎両候補の経済政策をメインにお伝えしたい。今回は小沢一郎氏の政策をお伝えする。
小沢氏は自身の政見でまず、かつての栄華を失いつつある日本の現状を慨嘆し、昨年の衆院選のマニフェストを忠実に実行することが肝要であると政策の理念を提示。
何よりの対策として、政治・経済・社会の仕組みを変革するため、国家予算「207兆円」の全面的組み替えを断行すると主張。それによってあらゆる無駄を排除して日本再生に当たるとする。
対策色々、目玉は豪腕の実行力?
ついで具体的な経済施策では、緊急経済対策予備費として、今年度の予算に計上されている2兆円をただちに執行し、住宅ローン供給の円滑化、エコポイント延長、病院・学校の耐震化を推進するとする。
為替相場については円高のメリットを最大限に生かす一方、これ以上の急激な円高については、市場介入を含むあらゆる手段で臨むという。
また国による「ヒモ付き補助金」を、将来的に全額一括交付金に改め、地方経済の活性化を図って経済の起爆剤とするとした。
自給率の向上については、その実行を図るため農業の戸別保障を拡充するほか、漁業についても段階的な導入に言及。注目のこども手当てについては、平成24年度から26000円の全額支給に踏み切るとしている。
世間からのバラ撒き批判を豪腕で正面突破できるか、注目される。
編集部 宗近 明
民主党
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