三井物産が包括提携に合意
三井物産は14日、中国の世界最大石炭開発会社、「神華集団」と共同で海外の石炭炭鉱開発などを行うなどの包括提携をすることで合意したと発表した。
中国向け石炭物流の拡大などが骨子
神華集団は、年産3億3000万トンと世界最大の石炭生産グループ。今回の業務提携は、日本向けおよび中国向け石炭物流の拡大や、海外炭鉱の共同開発、石炭化学事業の共同検討、環境・エネルギー有効利用事業の推進などが骨子となっている。
モンゴルなどの優良炭鉱の共同開発も視野に
今回の提携は近く覚書を結ぶ予定で、第一弾としてモンゴル南部の世界最大規模のタバントルゴイ炭鉱開発に共同で応札するほか、石炭火力発電所向けに日本のクリーンコール技術や石炭液化技術、環境技術などを導入する。
三井物産は今回の提携を機に、多面的な事業を展開するとしている。
三井物産株式会社
http://www.mitsui.co.jp/release/2010/1190634_3893.html