オーストラリア準備銀行(中央銀行)が、再び利上げに動く可能性が高そうと、ロイターなどが報じている。
豪中銀のスティーブンス総裁が20日のフォーラムで、2011年には、これまでで最大の鉱業ブームが到来し、国内景気を刺激することでインフレを押し上げると指摘した。
豪中銀総裁が、経済の加速で利上げ公算大を示唆
そして景気拡大見通しに対する下振れリスクを指摘しつつも、予想通りに経済が加速すれば利上げが必要となる公算が大きいと述べたという。
豪中銀は、過去4回の金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決めているが、この総裁発言は、今後の状況次第では更なる引き上げの可能性を示唆したものになる。
銀行間先物は、豪中銀の利上げ可能性について、次回政策会合(10月5日)時点が24%、クリスマスまでが80%を示しているとのことから、11月2日か12月7日の会合時点で動きがあるかも知れない。
ロイター
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